健康志向の高まりを受けて注目を集める無添加冷凍食品。
忙しい毎日でも、安心・安全な食事を手軽に準備したい方のニーズに応えて、国産原料やオーガニック素材にこだわった商品が続々と登場しています。
スーパーで手軽に購入できる無添加冷凍食品を中心に、2025年最新のおすすめ商品を厳選してご紹介します。各メーカーのこだわりや、商品特徴、購入方法まで詳しく解説するので、無添加冷凍食品選びの参考にしてください。
お弁当のおかずに便利な冷凍惣菜
ニチレイ「小さな便利おかず」シリーズ
添加物に配慮した「お弁当にGood! ® 」シリーズが残念ながら生産終了となってしまいました。
現在は、自然解凍に特化した「小さな便利おかず」シリーズとして、一部の商品が継続販売しています。
https://www.nichireifoods.co.jp/customer/
- 冷凍食品には、食品添加物を使用していますか?
食品衛生法で使用が認められている食品添加物について、その使用基準内で使用しています。
上記を確認いただいても解決しない場合には、お手数ですが、下記より株式会社ニチレイフーズ お客様相談センターにお問い合わせください。
食品添加物自体を悪いものではなく上手に活用するものという考え方です。
味の素
ニチレイと同じくらいよく見かけるメーカー「味の素」
残念ながら味の素の冷凍食品は、ニチレイのような添加物の少ないシリーズがありません。味の素では、食品添加物自体を悪いものではなく上手に活用するものという考え方です。
公式ホームページには、食品添加物についての豆知識を書いてあるページがありました。
https://www.ffa.ajinomoto.com/quality/ask/detail-16009
- 食品添加物について教えて!
見慣れない名称の食品添加物が使われていると、不安になりますが、食品添加物はどのようなものでしょうか?
安全性には問題はないのでしょうか?法律ではどのように規制されているのでしょうか?食品添加物は、消費者庁が定めた食品衛生法において、「食品の製造過程で、または食品の加工や保存の目的で食品に添加、混和などの方法によって使用するもの」と定義されています。日本では、味をつけたり、色をつけたりするときに使う調味料、着色料などをまとめて食品添加物と呼んでいます。
また、食品添加物に対してネガティブなイメージを持つ方もいますが、実際には、食品の腐敗や食中毒等を防ぎ、私たちの食生活を豊かにするために重要な役割を果たしています。
安全性については、食品衛生法において、安全性が確認された食品添加物のみが使用を認可され、使用してもよい量などが定められています。これらの使用許可・基準は、その食品添加物を人間が一生、毎日食べ続けても健康に影響がないことを厳しく評価した上で設定されています。
味の素冷凍食品(株)では、その商品の味・食感・色などを考えた上で、この法律で使用認可された食品添加物を選び、その使用基準を守って使用しておりますので、安全性には全く問題がありません。安心してお召し上がりください。
味の素の冷凍食品は、食品添加物と上手に付き合っていこうという考え方なので、無添加製品は作っていないようです。
コープ(生協)
国産原料にこだわった、安心・安全な無添加冷凍食品が豊富。
生協の会員で宅配で購入することもできますが、農協系列のスーパーでも直接手にとって購入することができます。
コープの冷凍食品の特徴は、体に優しい食材選びにあります。添加物をできるだけ使わず、自然な原材料を使用しているのが特長です。
代表的な商品をいくつかご紹介します:
- 餃子
- コロッケ
- お弁当用の一口サイズのおかず
- 骨を取り除いたさばの味噌煮
- えびピラフ
これらの商品には、以下のようなこだわりがあります:
- 化学調味料不使用
- 原材料は主に国産を使用
- 遺伝子組み換え作物は使用しない
- 食品添加物の90%以上を使用しない厳しい基準
特に「コープ自然派」シリーズは、より厳選された材料を使用し、安全性を重視しています。毎日の食事に安心して使える冷凍食品を提供することを目指しているのです。
無印良品

素材の味を活かした、シンプルで美味しい無添加冷凍食品を展開。
無印良品の冷凍食品は、全商品が無添加というわけではありませんが、以下のような特徴があります:
【添加物の確認方法】 原材料表示の「/(スラッシュ)」以降に添加物が記載されています。ここをチェックすることで、その商品に使われている添加物が分かります。
【商品の特徴】
- 多くの商品が化学調味料不使用
- 一部商品は完全無添加
- 冷凍おにぎりなど、添加物を抑えた商品も展開
【人気の理由】
- 原材料表示が見やすい
- 健康を気にする方でも選びやすい
- ベストセラー商品の中にも無添加商品がある
無印良品は「無添加」を全面に押し出してはいませんが、添加物を気にする方でも安心して選べる商品を提供しているのが特徴です。商品を選ぶ際は、原材料表示をしっかりチェックすることをお勧めします。
業務スーパー
【人気の無添加冷凍食品】
- 冷凍フランスパン
- 外はカリッと、中はもっちり
- オーブントースターで簡単調理
- 焼くだけで本格的な味わい
- 冷凍ピザクラフト
- シンプルな生地で自由にアレンジ可能
- パーティーやおうちご飯に最適
- トッピング次第で様々な味を楽しめる
- 冷凍野菜・果物
- 栄養価が高い
- 調理が簡単
- 忙しい家庭でも便利に使える
【注意点】 業務スーパーの全ての冷凍食品が無添加というわけではありません。購入時は必ずパッケージの成分表示をチェックしましょう。
このように、業務スーパーでは手頃な価格で無添加の冷凍食品を楽しむことができますが、商品選びの際は表示をよく確認することが大切です。
体に優しい冷凍食品の見分け方
避けたい添加物の種類
pH調整剤 (リン酸塩)
ハムやソーセージなどの加工肉によく使われている添加物です。
心臓疾患や骨にリスクが有るといわれています。避けたいと言われている一番の理由は使われている製品の多さです。
食卓に並ぶ食品の一つ程度なら法律の範囲内でおさまりますが、いくつかの食品すべてに使われていたら過剰摂取になります。
それほどたくさんの食品に使われやすい添加物なので、想定外の過剰摂取にならないように注意したい添加物です。
タール系着色料(合成着色料)
食品を鮮やかにみせるための添加物。
健康被害が報告されているものもあるので、できるだけ避けたい添加物です。特に、妊婦さんや、小さな子どもには食べさせたくありません。
人工甘味料(合成甘味料)
砂糖のかわりにつかわれる甘みをだす添加物。カロリーをおさえたダイエット系食品にもよく使われています。
実際には、砂糖よりも依存性が高く危険な添加物です。
国産の冷凍食品
添加物以前に、冷凍食品の素材そのものにも気を配りたいです。原材料の産地や、生産工場がどこか、なども気になるポイントです。
市販の冷凍食品は大量流通を前提に作っているため、すべてを日本国内でまかなうことは難しいのが現実です。
その一方で、こだわりの産地や生産方法の食品を求める人は、直販サービスを使ったり、こだわりをもったコープのような宅配食材のサービスを活用しています。
国産にこだわったところや、オーガニックにこだわったサービスでも冷凍食品は取り扱っているので、そうしたサービスを上手に活用して健康的で便利な食生活を送ることもできます。
賢く選んで、もっと便利で健康的な食生活を
いかがでしたか?今回は、無添加・低添加冷凍食品について、主要メーカーの特徴から選び方のポイントまで詳しくご紹介しました。
各メーカーには、それぞれの考え方や特徴があります。コープは90%以上の添加物不使用という厳しい基準を設け、無印良品は原材料表示を分かりやすくする工夫を、業務スーパーは手頃な価格で無添加商品を提供しています。一方、味の素のように食品添加物を積極的に活用する方針のメーカーもあります。
ポイントは、「無添加」の表示だけにとらわれず、原材料表示をしっかり確認することです。特に気をつけたいpH調整剤、タール系着色料、人工甘味料などの添加物をチェックしながら、自分のライフスタイルに合った商品を選びましょう。
忙しい毎日の中でも、冷凍食品を上手に活用すれば、便利で健康的な食生活を実現できます。この記事で紹介した情報を参考に、ご家族の健康を考えながら、賢く商品を選んでみてください。
みなさんの食卓が、もっと便利で健康的になりますように!